丸小野子供修正鬼会の開催について
丸小野子供修正鬼会(まるおのこどもしゅじょうおにえ)が2月10日(日曜日)に開催されます。
丸小野子供修正鬼会は、国東市武蔵町丸小野の柿園・仲西地区で行われる子どもが鬼に扮する伝統行事です。
丸小野子供修正鬼会は、地域の言い伝えによると江戸時代に大飢饉が起き、食糧不足に加えて伝染病が蔓延して子どもが次々と亡くなったため、村がある限り、祈りを続けることを誓った村の大人たちが、丸小野寺の修正鬼会を模して、子どもの無病息災と火防、五穀豊穣を祈願する為に始めたとされています。
以前は旧暦の1月15日に行われていましたが、現在は2月の第2日曜日に行われます。
昭和59年9月21日に国東市の無形民俗文化財に指定されました。
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【丸小野子供修正鬼会の日程】
◎日時
平成31年2月10日(日曜日) 18時~20時頃
◎開催場所
国東市武蔵町丸小野 座元宅、および稲荷様(山の中です)
◎当日の流れ
1.準備(座元宅)
座元の家の庭で鬼役のどもたちが装束をつけます。
2.垢離取り(こうりとり) ※18:30頃
鬼役の子どもたちが、川の中で体を清めます。
3.盃の儀(さかずきのぎ)(座元宅)
座元で鬼と院主(僧侶)が盃を交わして結縁を結び鬼会の無事を祈ります。
ほら貝の合図で鬼やタイレたちは座元を出て大松明の所へ向かいます。
4.タイアゲ(参道~稲荷様)
火をつけた大松明(オオダイ)に院主が護身法を結び般若心経を唱えます。
鬼とタイレは大松明を担いで行き、鬼会の会場に立てます。
5.米華(まいけ)(稲荷様)
五穀豊穣を祈る儀式で、二人の鬼が片足を交互にあげて飛び跳ねます。参拝者には餅がまかれます。
6.香水(こうずい)
仏に香水(仏に供える水)をささげる儀式といわれ、鬼が二人組あるいは三人組になって、片足で跳ねながら香水棒を打ち合わせます。
7.災払鬼(さいばらいおに)
鬼とタイレが交互に並んで輪を作り、小松明(コデ)を中央に向けて左右に3回ずつ回ります。
8.三三九度の法(さんさんくどのほう)
鬼とタイレが「オンニハヨー、ライショハヨー」と囃しながら小松明を3回前後に振り、これを3回繰り返します。
9.災払(さいばらい)
無病息災の加持の儀式です。参拝者が輪の中に入り、鬼とタイレが小松明を足元に向けて、左右に3回ずつ回ります。
10.悪魔払(あくまばらい)
災払に入らなかった参拝者には、鬼が小松明で足元に火の粉をつけて回り、無病息災の加持をします。
※時間は目安であり、前後することがあります。
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◎お問い合わせ
国東市伝統文化活性化実行委員会
事務局:国東市教育委員会 文化財課
〒873-0504
大分県国東市国東町安国寺1639番地2
弥生のムラ 国東市歴史体験学習館内
TEL 0978-72-2677
FAX 0978-72-2505