【テレビ放送】宇佐神宮鎮疫祭が「ダイドーグループ日本の祭り」で紹介されます【4月13日】

放送日時・放送局

4月13日(日曜日) 14時30分から15時24分、OBS大分放送

宇佐神宮 鎮疫祭とは

かつて宇佐神宮境内に建立されていた弥勒寺の守護神として奉斎(ほうさい)された、八坂(やさか)神社で毎年2月に行われる祭典であり、「疫病災禍」を祓(はら)い鎮めるためのもので、前日の宵祭、当日の本殿祭に続き八坂神社前で祭典が行われます。
その昔、夜中に執り行われ「般若心経(はんにゃしんぎょう)」が唱えられていたため、今でも『御心経会(おしんぎょうえ)』と呼ばれており、神仏習合の文化を色濃く残す祭りとして大分県選択無形民俗文化財になっています。

前日(2月12日)には、宵祭(よいまつり)が斎行され、八坂神社の境内で焚かれる忌火(いみび)で近隣の氏子たちは古い神符類を焚き上げて厄疫退散を祈ります。古くはこの忌火を持ち帰り、各集落にて「どんど焼き」を行っていました。
当日は、神職と僧侶がともに上宮での本殿祭を執り行い、八坂神社へと移動します。八坂神社前に設置された舞台で宮司が祝詞を奏上した後、白丁姿の供奉員が長さ4メートル近くある竹に五色を付けた大幣(たいへい)を鳥居の上を投げ越す「幣越神事(へいごししんじ)」が行われます。鳥居を越えた幣は縁起物とされ、一年間無病息災でいられるとされるため多くの参拝者が大幣を授かるために賑わいます。その後、「振鉾(えんぶ)」と「陵王(りょうおう)」という舞楽に続いて、僧侶らによる「般若心経」の神前読経が行われます。

鎮疫祭幣越神事
鎮疫祭の幣越神事
鎮疫祭神前読経
八坂神社前で読経する僧侶たち

『ダイドーグループ日本の祭り』とは

祭りヒューマンドキュメンタリー番組『ダイドーグループ日本の祭り』。
祭りは、運営する人、参加する人、見る人すべてがひとつになって夢中になれる文化です。いまの日本に必要なのは、そんな底知れぬ生命力に満ちた祭りのパワーと一体感、人と人との絆、そして純粋な感動なのかもしれません。ダイドーグループは、全国各地に伝わる日本古来の文化である祭りを応援し続けて、2025年で23年目を迎えました。