国東半島一帯に広がる六郷満山文化
国東半島に伝わる神仏習合の六郷満山文化
国東半島に点在する数多くの六郷満山の寺は、養老2年(718年)に仁聞菩薩が開基したと伝えられています。仁聞菩薩は、宇佐八幡神の化身(生まれ変わり)として宇佐・国東の地に、今をさかのぼること約1300年前に神仏習合の原点となる山岳宗教「六郷満山」を開かれました。平成30年(2018年)は仁聞菩薩によって開かれた六郷満山の1300年の節目を迎えました。
宇佐宮弥勒寺から修行の場は山々へ
宇佐神宮には、宇佐宮弥勒寺といわれる神宮寺がありました。現在もその跡は宇佐神宮の境内に残っています。この弥勒寺から国東半島の山々へ厳しい修行の場を求め数多くの寺や岩屋が開かれ、半島に点在しています。
修行の場・峯道を辿る
両子山を中心に数々の修行の場が山・里にあります。これらの修行の場を結ぶ「峯道」が半島一帯に広がっており、この峯道を辿る修行「峯入行」は、10年に一度行われています。